カポタストの種類

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カポタストとは、ギターのフレットに装着してそのフレットを全部押さえたことにできるアイテムです。プレイキーを変えて楽に弾きたいときに便利です。語源はイタリア語で、通称カポと言います。カポの種類はたくさんあるので、その種類をご紹介するとともに、何フレットにカポをつけるべきかも解説していきます。

レバー式

レバー式は軽量で素早く装着でき、力も要らず、外すのも簡単で、「カポつけるの面倒」が全くなくなります。それでいて、ずれにくくチューニングも安定して非の打ちどころがない性能です。価格が少し高いのですが、高いと思わないぐらいの抜群のパフォーマンスで、多くのプロミュージシャンも使っているスタイルです。おすすめのレバー式カポはこちらです。

G7th Performance 3 ART Capo Silver

イギリスのブランドG7th(ジーセブンス)のカポタスト。片手で握るだけで取り付けられ、レバーを上げてロックを外すだけで取り外しも簡単です。アコギ・エレキのスチール弦用に利用できます。同じタイプのクラシックギター用もあります。押さえる部分が最適な形状に変化するため、チューニングも安定し、ビリつき等はありません。

バネ式

バネ式も装着や脱着に少し力が入りますが、簡単に装着できるカポです。使わない時はギターのヘッドにつけておけば無くさないので、探したりする時間も省けます。お手頃な価格なので、最初に使うならこのスタイルのカポがおすすめです。おすすめのバネ式カポはこちらです。

G7TH NASHVILLE CAPO 6弦フォーク用 Silver

同じくG7thのカポで、バネ式の中でもチューニングの安定性が高くにスタイリッシュなデザインが好まれています。さらに軽量で37g。エルゴノミックデザイン(人間工学的に使いやすいデザイン)で設計されています。

ネジ式

取り付けてからネジで圧力を調整できるタイプです。バネ式よりも全ての弦を均等な力で押さえることができるので、安定しやすいです。価格も普通でコストパフォーマンスは良いと思います。おすすめのネジ式カポはこちらです。

G7TH NEWPORT CAPO 6弦フォーク用 SILVER

同じくG7thのカポで、取り付けてから圧力を調整できるネジがついています。テコの原理でワンタッチ装着可能で、装着してからも圧力調整が簡単に行えます。重量も42グラムと軽量。G7のスタイリッシュなデザインも好まれています。

バンド式

もっとも安いシンプルなカポです。昔ながらのスタイルでネックに傷をつけることもなく、締め付け具合も調整できます。チューニング安定性はかなり低めで、あまりおすすめできないのですが、安さと昔ながらのスタイルを重視する場合には良いかもしれません。

S.Yairi ヤイリ ゴム製 カポタスト ダブル CP-600

S.Yairiという国産ギターメーカーのゴム製カポタスト。ゴム製なのでいろんなネック形状にフィットします。900円ぐらいでとても安いです。

ローリング式

演奏中にカポのポジションをとっさに変えられる革新的カポです。これまでに紹介したカポは一度取り外さないとカポの位置を変えることはできません。しかし、このローリングタイプは演奏中にとっさにカポの位置をスライドさせてポジションを変えることができます。

J-Pop音楽では、最後の方に半音上がる転調をする曲が結構あります。半音上がると使うコードはたいていセーハ系ばっかりになって苦しいです。このローリングタイプは転調のタイミングに合わせてカポのポジションを変えられる素晴らしい機能を持っています。ソロギター演奏者には必要になることが多いかと思います。

Phoenix ワンタッチ ギターカポタスト【ローラータイプ】

いろいろなギターアイテムを開発しているPhoenixのローラータイプ・カポタスト。装着もそれほど大変ではなく、演奏時にカポを移動できるローリングタイプのおすすめ品です。

カポを付けるおすすめポジション

最後に、何フレットにカポをつければ良いかの参考情報です。特に決まりはないのですが、あまり高い位置につけてしまうとギター本来の豊かな響きが低下していくとともに、演奏できるポジション範囲も狭まっていきます。なので、3フレット以下にカポをつけるようにして、その中で一番弾きやすいプレイキーになるようにポジションを選定してみます。

 曲のキー(平行調の短調)  カポをつけるポジション   プレイキー  
C (Am)0 (つけない)C
C# (B♭m)1C
D (Bm)0 (つけない)D
E♭ (Cm)1D
E (C#m)2D
F (Dm)3D
F# (E♭m)2E
G (Em)0 (つけない)G
A♭ (Fm)1G
A (F#m)0 (つけない)A
B♭ (Gm)1A
B (A♭m)2A

プレイキーがほとんど、C、D、G、Aになりました。なぜこれらのキーが弾きやすいのかは、ギターで弾きやすい調」に詳しく記載しております。

この通りである必要は全くなく、セーハ系のコードが苦にならない場合はカポなんてつけない方が良いかもしれません。ただやっぱりオープンコードや開放弦の響きは美しいものがあり、なるべく開放弦を使いたい場合や、ソロギターで難しい曲を弾く場合には、やっぱりカポは必要かと思います。


トランスアコースティックギター
ギターの生音にリバーブやコーラスなどのエフェクトをかけられる新感覚のアコギです。見た目普通のコンパクトなアコギなのに、臨場感溢れる音が出せます。エレアコとしても使えます。


BLUE LAVA Touch スマートギター
おしゃれなデザインのアコギです。ギターにエフェクター、スピーカーが内臓されていて、アンプにつなぐことなくいろんなサウンドを楽しめます。


アコギ用ギターケース リュック型
おしゃれなデザインのアコギケース。リュック型なので疲れずに運べます。表面厚手のオックスフォード素材(撥水効果)と中部の12mmフォームパッドを採用し、全面的にギターを保護できます。