分数コード

分数コードとは、よくC/Eとか、ConE (シー・オン・イー)とかいう表記になっているものです。バンドで演奏するときには、ギターが上のコードCを、ベースが下の音Eを弾く感じで分担できるのですが、一人でソロギター等で弾く場合には、分数コードの意味を少し考えた方が良いです。分数コードにも大きく2種類あります。

左側のケースのC/Eは、基本的にCのコードなのですが、ベース音がコードトーン(長3度)のEを弾けということです。なので構成音としては、Cと変わりありません。ベースさんにEを弾いてもらえば、ギターはCを弾いてれば良いです。ひとりで弾く場合はベース音をEにしてあげましょう。

もうひとつのケースとして、右側のC/Dですが、この場合は基本的に分母のDのコードになります。これはキーがGの時に使われることが多いです。IV/Vの形です。Dのコードにセブンス、テンションを乗せた、7th, 9th, 11thがCのコードになっているので、C/Dは、D7(9, 11)ということになります。なので、こちらはどっちかを弾くのであればD7を弾く方が良いです。もちろん、ベース等の他楽器と分担できれば、Cを弾く方が良いこともあります。一人で弾くときは大変ですね。